Fender Japan TL- STD ネックリシェイプ・ナット交換

Fender Japanのテレキャスタースタンダードをお預かりしました。
バスウッドボディにメイプルネックのモデルです。


ネックが太くて、シェイクハンドでのコード弾きがし辛いとのことで、ネックリシェイプを行います。
ネック幅を細くしますので、ナット交換も同時に行っていきます。

削る前のネックです。
肉厚なUシェイプといった感じでしょうか。
やや角ばっていて、握り込んだときに親指が少し引っかかるような印象でした。


依頼主様と相談したところ、私の所有するMusicman Silhouetteのスリムなネックを気に入っていただけましたので、今回はそちらを参考にリシェイプを進めていきます。(非対称ネックにはしないですが、!)


削り作業はスクレーパーやサンドペーパーなどを使って行います。
都度握りを確認しながら、引っかかる部分を削って整えていきました。
ネックの頂点の厚みは変えていませんが、ナット幅は左右0.5mmずつ細くしました。
これでシェイクハンドでの演奏も楽に行えるはずです。

リシェイプ後のネックは木地が剥き出しになっていますので、艶消しのウレタンクリアーで塗装。
ヘッド裏からネックエンドにかけて全体的に塗装しました。

元の塗装の焼けも少なく、
言わないとネックリシェイプしたことが分からないくらいの仕上がりになりました!

ナットは新しく牛骨材で作製し作業完了です!