Aria のギターの弦高調整を2本同時に承りました。
グループでギターレッスンに通われているお二人からのお預かりということで、
色以外は全く同じ仕様のギターです。
症状は、どちらもローフレットの弦高がやや高い状態で、
ナチュラルカラーの方はネックが順反りで全体的に弦高が高く、サンバーストカラーの方は逆反りしており12フレットでの弦高がかなり低く、ビビりが発生する状態でした。
弾きやすい状態にするべく、弦高調整を行っていきます。
まずは、どちらもトラスロッド調整を行い、ネックを適正な状態にします。
次にナット溝を少し削り、ローフレット側での弦高を下げます。
ナチュラルの方はそれでも弦高が高い状態でしたので、
サドルの底面を削り、更に下げます。
サンバーストの方は10・11フレットの中央に浮きが発生していましたので、
打ち込み直して解消しました。
どちらも12フレットで6弦2.5mm、1弦2.0mmに調整して完了です。
これでだいぶ弾きやすくなったと思います。
意外と同じ型番のギターを同時に修理することって少ないので、
勉強になりました。ご用命ありがとうございました!